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「解法のポイント」はないこともある、かもしれない
今回のテーマは……「対応関係」
公務員試験といえば、条件をもとに正しい記述を選ぶ形式の文章題。
3つの分野(対応関係/位置関係/順序関係)がありますが、中でも「対応関係」は複数問出る年も珍しくないので、合格を目指すなら対策は必須。
それぞれ解き方は全く異なります。
最短で得点するには、初手で分野を見分け適切な解き方を選ぶことが重要です。
見分け方は、ズバリ問題をよく見ること。
出題の仕方にそれぞれ特徴があるので、よく見ればちゃんと見分けることができるんです。
今回は、過去問みたいなオリジナル問題を使って「文章題の見分け方」を紹介。
国家総合職の合格者であるモクセイが、対応関係の解き方とともにていねいに解説します。
「対応関係の攻略法ってあるの?」
「文章題の最初でいつも手が止まってしまう」
こういったお悩みを持つ方は、ぜひこの記事を最後まで読んでみてください。
演習問題:自治体の勤務に関する対応関係
ある自治体の職員A~Eが、それぞれ異なる課(総務/財政/福祉/環境/情報政策)に所属し、異なる拠点(α/β/γ/δ/ε)に勤務している。
A~Eの中に、複数の所属課および拠点に該当する者はなく、次のことが分かっている。
- Aは情報政策課であり、αまたはεに勤務している。
- Bは総務課でも福祉課でもない。
- Cはγに勤務している。
- Eは福祉課でも環境課でもない。
- βに勤務している職員は環境課である。
- δに勤務している職員は財政課である。
- εに勤務している職員はBまたはDのどちらかである。
このとき、確実に正しいといえるのはどれか。
- Cは財政課である。
- Dは福祉課である。
- Eは総務課である。
- 全ての条件を満たす拠点の組み合わせは2通りある。
- 全ての条件を満たす所属課の組み合わせは2通りある。
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条件に合う記述を選ぶ問題。
対応/位置/順序を見分けると、解く方針が明確になります。
それでは、解説スタート!
解説:出題形式で対応関係と分かる
数的処理特有の文章題(対応/位置/順序)なのは明らか。
位置や順番の話ではないので、対応関係であると判断できます。

「拠点」は位置の話じゃないの?
条件に注目。
もし位置関係なら、地理的な情報が条件に含まれるはず。

「αはβより北にあり、~」みたいに
位置決めに必須の白地図がない→対応関係
実は、位置関係の問題を見分けるもっと分かりやすい基準があります。
それは、
「白地図」に相当する図があるか

なんで「白地図」で見分けられるの?
それは、位置関係と「白地図」が切っても切れない間柄だからです。
たとえば……
「アとイは向かい合っていた」という条件があったとします。
一口に「向かい合う」と言っても、いろいろな位置関係が考えられます。
二列で向かい合ってるかもしれないし、円形の可能性もある。

「白地図」がなければ、読む人によって解釈が異なってしまう。
これでは、思考力を測るという試験本来の目的を果たせません。
だから、位置関係に「白地図」は付きものなんです。

「ポテチとコーラ」の関係
対応関係を整理する表作り
対応関係と分かれば、「表を作る」という方針が立ちます。
本サイトで口酸っぱくお伝えしているのが、
対応関係は表で解く
という鉄則。
まずは適切なフォーマットを用意すること
- 項目が2つ→○×式
- 項目が3つ→数字など書き込み式
表のフォーマットは、条件文と選択肢を見て決めます。
何が与えられてて(条件)、何を聞かれてるか(選択肢)が重要。
本問では、自治体の職員(A~E)の所属課と(総務/財政/福祉/環境/情報政策)と拠点(α/β/γ/δ/ε)の話。
この3要素を含むように、次のような表を用意します。

○×式の表を横に2つ並べた「ハイブリッド形」にしています。
(A~E)×(所属課+α~δ)

ん?
項目が3つなら「書き込み式」じゃないの?

否定の条件(~でない)がポイント
本問は「~でない」式の条件(BやE)が与えられています。
「書き込み式」には、こうした否定の条件を表しにくいというデメリットがあるんです。
(この点、○×式は「×」と書けば済む)
このため、今回は○×式の方が有効と判断できます。
条件をそのまま表に
まずは素直に埋められるところを埋めてしまいます。
本問なら、この辺り↓が該当します。
Aは情報政策課であり、αまたはεに勤務している。
Bは総務課でも福祉課でもない。
Cはγに勤務している。
Eは福祉課でも環境課でもない。
εに勤務している職員はBまたはDのどちらかである。

○に注目。
「複数の所属課および拠点に該当する者はない」という前提条件より、〇の箇所のタテヨコ一列は全て×となります。

さらに。
消去法で、Aの拠点はαに決まります。
→タテ一列は全て×

対応関係の「決め打ち(場合分け)」も有効
まだ使っていない条件は2つ。
βに勤務している職員は環境課である。
δに勤務している職員は財政課である。
環境(財政)とβ(γ)の関係を表したもの。
一方が決まれば他方が決まる、と言っています。
ところが、現状はいずれも未確定。
ならば、こちらで決めてしまいましょう。
Bに注目すると、現時点で「財政 or 環境」の2択まで絞れています。
→Bの所属課が(i)財政の場合と(ii)環境の場合に分けます。
(i)B=財政(δ)の場合

拠点の表(右側)に注目しますと、、、
「D=ε、E=β」と決まります。

今度は所属課の表(左側)。
消去法でいくなら、E=総務のはず。
ところが、これは条件(βは環境)に反します。
よって(i)のケースはあり得ない、となります。
(ii)B=環境(β)の場合

再び、拠点の表から。
「D=ε、E=δ」に決まります。
→条件(δ=財政)より、E=財政

条件から決まるのはここまで。
(C&Dの所属課は確定しない)
表より、確実に正しいといえる選択肢は4。

(C, D)=(総務、福祉)または(福祉、総務)の2通り
よって、4が正解です。
おわりに:図の有無で対応関係を見抜く
お疲れ様でした!
文章題の分野を見極める基準の一つ、「図の有無」
数的処理は時間との闘い。
手際よく正解を得るには、問題に合った解き方の方針を見定めるのが近道です。
文章題の解き方は分野(対応/位置/順序)によって異なるので、初手で出題分野を特定できるかが明暗を分けます。
【問題をよく見る】と、最適な解き方を選べるので正答率がアップします。
もちろん、数をこなすのも有効。
いろんな問題に触れることで、分野ごとのクセが見えてきます。

まだまだあるから解いてって
☆位置関係
☆順序関係
むしろ「不完全メシ」っていうのあったら売れる気がする

何が「むしろ」なのかわからんけど
最後までお読みいただきありがとうございました。
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