子供会で配られたお菓子

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前回は、正六角形の中にある正三角形の共通領域の面積を求める問題をやりましたね。
昨日でも、1週間前でも、解いたときのことを思い出してみてください。
知識の定着には、繰り返すことが最も効果的です。
忘れてしまった方は、一度戻ってみることをおすすめします。
勉強したことを使いこなすには、まずは記憶することが第一歩になるので、日常のちょっとしたスキマ時間に脳内で復習することを習慣化しましょう!
復習がバッチリな方は、本日の問題へ参りましょう。

本日の演習問題

ある子供会では、参加した子供の年齢に応じて配るお菓子の個数を決めている。ある日、この子供会に参加したA〜Dの4人がもらったお菓子は4個以上7個以下で、個数は4人ともそれぞれ異なっていた。会が終わった帰り際に、再びA〜Dが持つお菓子の個数を調べたところ、4人とももらったお菓子のうち、1個または2個を会の途中で食べていたことが分かった。また、帰り際に4人が持っていたお菓子の残数は、4人ともそれぞれ異なっていた。以下に示すのは、帰り際のお菓子の残数に関するA〜Dの発言であるが、もらったお菓子を2個食べた者の発言は全て間違っており、1個食べた者の発言は全て正しいことが分かっている。このとき、確実にいえるのは次のうちどれか。

A:「私は自分がもらったお菓子があといくつ残っているのか知りません。」
B:「Aのお菓子はあと4個残っています。」
C:「私とDが食べたお菓子の個数は合計で3個です。」
D:「Bはすでにお菓子を2個食べています。また、Cのお菓子は残り3個ではありません。」

  1. Aがもらったお菓子の個数は7個であり、残数は6個である。
  2. Bがもらったお菓子の個数は6個であり、残数は4個である。
  3. Cがもらったお菓子の個数は5個であり、残数は3個である。
  4. Dがもらったお菓子の個数は4個であり、残数は3個である。
  5. 4人のうち、もらったお菓子を1個食べた者は2人いる。

全ての発言が必ずしも正しいとはいえない、いわゆる「うそつき問題」です。
うそつき問題は、誰かの発言が正しい(または間違っている)と仮定して、他の発言との間に矛盾が生じるかどうかを調べるのが基本になります。
以下で詳しく解説します。
回りくどい説明が嫌な方は、一番下に略解としてコンパクトにまとめてあるので、そこだけ読んでいただくのでも大丈夫です。

それではスタート!

詳しい解説

うそつき問題は、とりあえず誰かの発言を正しい(または間違っている)と仮定して、矛盾が生じるかどうかを検討するのが基本です。

この問題では、誰の発言を正しいと仮定するのがいいでしょう?

初手では、Cの発言に注目するのがおすすめです。
Cの発言の「私とDが食べたお菓子の個数は合計で3個」という部分を正しいと仮定すると、CとDが食べた個数はそれぞれ1個、2個であることが確定するからです。

もらった個数食べた個数残った個数
A
B
C1
D2

Dが食べた個数が2個であるということは、Dの発言は間違っていることになります。

Bはすでにお菓子を2個食べています。また、Cのお菓子は残り3個ではありません。
→「Bはすでにお菓子を1個食べています。また、Cのお菓子は残り3個です。」

これより、Cがもらった個数は1+3=4個となりますね。
また、Bの発言、「Aのお菓子はあと4個残っています」は正しいことになります。

もらった個数食べた個数残った個数
A4
B1
C413
D2

これにより、Dのもらった個数は7個と決まります。
どういうことか?
Cがもらった個数が4個なので、Dがもらった個数は5個、6個、7個のうちのいずれかです。
ところが、Dが食べた個数は2個なので、
「帰り際に4人が持っていたお菓子の残数は、4人ともそれぞれ異なっていた」
という条件から、7個に決まります。(5個または6個だと残った個数がAやCとカブってしまいます)

もらった個数食べた個数残った個数
A4
B1
C413
D725

ここで、Bがもらった個数は5個または6個ですが、食べた個数が1個の場合、これらはいずれも「帰り際に〜」の条件を満たしません。(5個ならAと、6個ならDと残った個数がカブります)

よって、「Cの発言が正しい」という前提条件は間違っていたことになります。

ここからは「Cの発言は間違いである」として議論を進めます。

Cの発言が間違っているとき、発言の内容はどう変わるでしょうか?
4人は少なくとも1個、お菓子を食べているので、CとDが食べた個数が「3個ではない」とすると、
2個(=C、Dとも発言は正しい)または4個(=C、Dとも発言は間違い)のいずれかです。
Cの発言は間違っていることは確定しているので、CとDが食べた個数は4個だったと分かりますね。

私とDが食べたお菓子の個数は合計で3個です。
→「私とDが食べたお菓子の個数は合計で4個です。」

このあと、「Dの発言が間違いであることから、Bの発言が正しい」というところまでは同じです。

もらった個数食べた個数残った個数
A4
B1
C523
D2

ここでAに注目すると、食べた個数は1個または2個なので、残った個数はそれぞれ5個または6個ですが、Cがもらった個数が5個と決まっていることより、Aが食べた個数は2個で、もらった個数は6個と決まります。

もらった個数食べた個数残った個数
A624
B1
C523
D2

次にBについて、もらった個数は4個または7個のいずれかですが、4個だと残った個数が3個になりCとカブるので、Bがもらった個数は7個で、残った個数は6個です。
これにより、Dがもらった個数は4個で、残った個数は2個と決まり、表が完成します。

もらった個数食べた個数残った個数
A624
B716
C523
D422

よって、3が正解です。

おわりに

お疲れ様でした!
いかがだったでしょうか?

発言の正誤が不明な中でお菓子の個数を明らかにする問題でした。
発言の正誤を、数値的な制約も考慮しつつ判断しなければならない点に難しさがあったと思います。
ただ、うそつき問題の定石的な解法である、「発言が正しいと仮定する」という解き方は本問にも有効です。
過去問レベルの問題でも、解き方のベースにあるのは参考書で勉強した内容になります。
問題演習で経験を積む段階になったら、解いた問題に対し「参考書のどの問題に似ているのか」の分析をしてほしいと思います。
(作ったファイルをフォルダに分けて整理するイメージです)
過去問であれば傾向も分かりますし、すでに解いた問題と紐付けることで復習もしやすくなります。
例えば参考書のAという問題を見るだけで、「あの年にも似た問題があって、解き方はこうだったな〜」と連鎖的に思い出すので、一問の復習で数問分の学びを得ることができます。
参考書の問題のページに付箋を貼って、「○○年に出題あり お菓子の個数を求める問題」などとメモとして思い出すきっかけを残すのもよいでしょう。
せっかく問題演習をするなら、なんとなく解いて終わるのではなく、既存の知識と結び付けて記憶する、というところまでやってしまいましょう!

本サイトでは、今後もこうした演習用の問題をアップしていく予定なので、ブックマークなどして気軽に訪れてもらえたらうれしいです。
また、運営のやる気UPと記事のクオリティアップにつながりますので、ご意見やご感想などありましたら、お気軽にコメントにてお知らせください!
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次回もお楽しみに〜

略解

Cの発言「私とDが食べたお菓子の個数は合計で3個です。」が正しいと仮定すると、CとDが食べた個数はそれぞれ1個および2個となる。

  もらった個数 食べた個数 残った個数
A      
B      
C   1  
D   2  

このことから、Dの発言「Bはすでにお菓子を2個食べています。また、Cのお菓子は残り3個ではありません。」は誤りであると分かる。
すなわち、Bが食べた個数は1個であり、Cのお菓子は残り3個、ということになる。
よって、Cがもらった個数は1+3=4個
また、Bの発言これより、Cがもらった個数は1+3=4個となりますね。
さらに、Bの発言「Aのお菓子はあと4個残っています」は正しいことになる。

  もらった個数 食べた個数 残った個数
A     4
B   1  
C 4 1 3
D   2  

ここで、Dに注目すると、Dがもらった個数は5個または6個または7個のいずれかである。
食べた個数が2個であること、および条件「帰り際に4人が持っていたお菓子の残数は、4人ともそれぞれ異なっていた」から、Dがもらった個数は7個で、残った個数は5個であると分かる。

  もらった個数 食べた個数 残った個数
A     4
B   1  
C 4 1 3
D 7 2 5
また、Bに注目すると、Bがもらった個数は5個または6個であるが、食べた個数が1個の場合、残った個数はそれぞれ4個または5個となり、いずれも条件を満たさない。

よって、Cの発言は誤りであったことになる。
すると、CとDが食べた個数の合計は2個または4個のいずれかとなる。
2個の場合、CとDの発言が正しいことになるが、これは前半の議論に反する。
したがって、CとDが食べた個数の合計は4個(2個ずつ)と決まる。

ここから「Dの発言が間違いであることから、Bの発言が正しい」というところまでは前半と全く同じである。

  もらった個数 食べた個数 残った個数
A     4
B   1  
C 5 2 3
D   2  

Aに注目すると、残った個数が4個であるからもらった個数は5個または6個となるが、Cがもらった個数が5個であるため、Aがもらった個数は6個で食べた個数は2個となる。

  もらった個数 食べた個数 残った個数
A 6 2 4
B   1  
C 5 2 3
D   2  

次に、Bがもらった個数について、4個または7個であるが、Bが食べた個数が1個であることと、Cの残った個数が3個であることより、Bがもらった個数は7個と決まる。
これにより、Dがもらった個数は4個で残った個数は2個となる。

  もらった個数 食べた個数 残った個数
A 6 2 4
B 7 1 6
C 5 2 3
D 4 2 2

したがって、正解は3である。

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