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「解法のポイント」はないこともある、かもしれない
今回のテーマは……「対応関係」
対応関係には決まった解き方のパターンがないから勉強したってムダ、と諦めていませんか?
実は、あるんです。
対応関係の必勝法が。
対応関係は、表を作って解くのが定石。
条件と選択肢をヒントにフォーマットを決めて、条件から確定することを都度記入していきます。
…という「解法のポイント」を、本サイトでは繰り返しお伝えしています。
まずは適切なフォーマットを用意すること
- 項目が2つ→○×式
- 項目が3つ→数字など書き込み式
今回は、追加情報。
【欄外もフル活用する】と、対応関係がもっと解きやすくなるよ、というお話。
今回は、数的処理の対応関係の問題を解くためのコツを紹介。
例によって、数的処理の過去問みたいな演習問題を使って学んでいきます。
演習問題:1食限定メニューの対応関係
ある店に、5種類の弁当(焼き魚、唐揚げ、ハンバーグ、エビフライ、焼売)が1日1食限定で売られている。ある連続した3日間に、A~Eの5人のうちの数名あるいは全員が、この店で当該の弁当のいずれか1つを選んで購入したという。次のことが分かっているとき、確実に正しいといえるのはどれか。
ただし、一度に複数個の弁当を購入した者はいなかったものとする。
- 弁当を購入した者の人数は、1日目および2日目は5人、3日目は3人であった。
- 3日間のうちに同じ種類の弁当を2回以上選んだ者はAとDのみであり、Aは焼き魚を、Dは焼売をそれぞれ2回選んだ。
- BとEについて、3日間のうちに弁当を購入した回数は同じであった。かつ、Bが1回目に選んだ弁当をEは2回目に選び、Eが1回目に選んだ弁当をEは2回目に選んだ。
- Cは1回目に焼き魚を、2回目にハンバーグを選んだ。
- 3日目に唐揚げとハンバーグを選んだ者がいた。
- Aはハンバーグを選ばなかった。
- Bは3日目に弁当を購入した。
- Cは3日目に弁当を購入しなかった。
- Dが3回目にハンバーグを選んだ。
- Eは2回目にエビフライを選んだ。
4
条件のある文章題。
対応関係?位置関係?それとも順序関係?
以下、詳しい解説。
あっさりした解説がお好みの方は、一番下の略解を見てね。
おっと申し遅れました。
解説は筆者、「数的処理の穴場」管理者のモクセイがお送りします。
↑これでも元塾講で国家総合職の筆記合格者

おそすぎる自己紹介
それでは、解説スタート!
解説:余白にも対応関係の条件を
条件のある文章題。
位置関係の話ではなし、順番もそれほど関係なさそう。

であれば対応関係
まずは適切なフォーマットを用意すること
- 項目が2つ→○×式
- 項目が3つ→数字など書き込み式
対応関係といえば「表」
条件&選択肢をもとに、フォーマットを用意します。
条件&選択肢は、いずれも「誰(A~E)」が「何日目」に「何(焼き魚~焼売)」を選んだか、に関するもの。
項目が3つなら「書き込み式」がベスト。
1日目 | 2日目 | 3日目 | |
A | |||
B | |||
C | |||
D | |||
E |

各マスに弁当のメニューを書き込みます
分かることを対応関係の表に書き込む
まず、埋められるところを埋めてしまいます。
一番わかりやすいのは、 4つ目の条件Cは1回目に焼き魚を、2回目にハンバーグを選んだ。 。
ついでに、 3つ目の条件の後半~。かつ、Bが1回目に選んだ弁当をEは2回目に選び、Eが1回目に選んだ弁当をEは2回目に選んだ。 が示す関係も表に書き込んでおきます。

【欄外もフル活用】、ということで、書ける範囲で情報を余白に書き込んでます。
Aの魚×2は1日目以外
また、
2つ目の条件3日間のうちに同じ種類の弁当を2回以上選んだ者はAとDのみであり、Aは焼き魚を、Bは焼売をそれぞれ2回選んだ。
について。
表より、Aの「魚×2」は2&3日目に決まります。

1日目はCが焼き魚なのでAは選べない

Dの焼売×2は?→3日目ではない
Dについて、同じように「焼売×2」がいつなのか、考えてみます。
5つ目の条件「3日目に唐揚げとハンバーグを選んだ者がいた」がカギ。
この条件によれば、Dの「焼売×2」は必然的に1&2日目になります。

3日目の3人は唐揚げ&ハンバーグと「魚(=A)」に決まってる

b1b2の組み合わせとB&Eの3日目
2日目に注目。
あとはb1とb2だけ。
b1とb2は、焼き魚でもハンバーグでも、焼売でもなく……
唐揚げとエビフライ。
このことと3日目のメニュー(唐、ハ、魚)より、B&Eの3日目が決まります。
同じメニューを選んだのはAとDだけ、なので、B&Eの3日目は唐揚げではないはず。
Aは焼き魚で確定済みなので、残るはハンバーグ1枠。
「BとEは同じ回数」の条件より、BもEも3日目は弁当を買ってないことになります。(3日目のハンバーグはC)


3日目の対応関係が決まりそう?
対応関係の表が埋まる
再び3日目。
CとDは唐揚げかハンバーグです。
2つ目の条件3日間のうちに同じ種類の弁当を2回以上選んだ者はAとDのみであり、~
を思い出します。
AとD以外は全て異なるメニューを選んだ、ということ。
つまり、CD =唐揚げ・ハンバーグという対応関係が決まります。
ついでに、Aの1日目は焼売。(消去法)

表をもとに選択肢を検討しますと、確実に正しいのは4。
よって、4が正解です。
おわりに:対応関係の表は書けるだけ書く
お疲れ様でした!
対応関係に表は必須。
項目を決めてフォーマットを作ったら、条件から決まることを書き込んでいきます。
【欄外もフル活用】して、条件を可能な限り表に落とし込んでしまうのが吉。

自分流の書き方を見つけておこう
テクニックを知ったら、あとは問題を解いて使いこなしましょう。
本サイトでは、他にもたくさんの対応関係の演習問題を解説しています。
「嫌われる男気」でもそんなに違和感ないよね

ジェンダーフリーの時流に逆らって
最後までお読みいただきありがとうございました。
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略解
A~Eが何日目に何を選んだかを、次のような表を用意し調べる。
1日目 | 2日目 | 3日目 | |
A | |||
B | |||
C | |||
D | |||
E |
4つ目の条件「Cは1回目に焼き魚を、2回目にハンバーグを選んだ。」と3つ目の条件の後半「~。かつ、Bが1回目に選んだ弁当をEは2回目に選び、Eが1回目に選んだ弁当をEは2回目に選んだ。」を表に記入する。

条件を表に落とし込む
2つ目の条件「3日間のうちに同じ種類の弁当を2回以上選んだ者はAとDのみであり、Aは焼き魚を、Bは焼売をそれぞれ2回選んだ。」について。
Cの1日目が焼き魚であることより、Aの2&3日目は焼き魚に決まる。

Aの「魚×2」は2&3日目
Dは、5つ目の条件「3日目に唐揚げとハンバーグを選んだ者がいた」より、1&2日目が焼売となる。

Dの「焼売×2」は1&2日目
2日目について、残るメニューの唐揚げとエビフライがb1とb2である。
このことと3日目のメニュー(唐、ハ、魚)より、BとEは3日目に弁当を買っていないことになる。

B&Eは3日目に弁当を買っていない
2つ目の条件「3日間のうちに同じ種類の弁当を2回以上選んだ者はAとDのみであり、~」より、Cは唐揚げ、Dはハンバーグとなる。
Aの1日目は、消去法でハンバーグに決まる。

BとEの対応関係は決まらない
これより、確実に誤りといえる選択肢は4。

BとEの対応関係は決まらない
したがって、4が正解である。
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