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「解法のポイント」はないこともある、かもしれない
今回のテーマは……「位置関係」
数的処理の文章題(対応・位置・順序)の一角。
位置関係(というか文章題)って、どう勉強していいか分からないですよね。
方程式や図形には「定理」があるので、定理の成り立ちを理解して問題演習で使い方を学ぶ、という勉強法ができますが、、、
文章題には定理がありません。
何をしていいか分からないまま闇雲に問題を解いて、突破口を見いだせないまま苦手意識ばかり育っていく…

(分からないままおわる)そんなのはイヤだ!!!
という思いから、今回は位置関係のコツを伝授。
本サイトでお伝えしているのが「パズル化」の方法。
問題の条件をピース状に表して、ジグソーパズルのように解く、というもの。
今回は、数的処理の過去問みたいな問題を使って、順序関係を「パズル化」で解く方法を紹介します。
演習問題:独房の配置と収監された順番
図のような、監視所oを中心とする円の周に沿って配置された独房に、6人の囚人A~Fが収監されている。A~Fの年齢の十の位は全員異なっており、20代〜70代のいずれかであった。次のことが分かっているとき、確実に正しいといえるのはどれか。
ただし、A~Fが収監された時期は全て異なっていたものとする。
- Oから見ると、Bの左隣に70代の囚人、さらにその左隣に50代の囚人がおり、Bは40代であった。
- Oから見てDの左隣にいる囚人は30代であった。
- 20代の囚人は、Oをはさんで70代の囚人と向かい合っていた。
- 収監された順番はAが最も早く、DとEはそれぞれ4番目と5番目であった。また、最も遅く収監された囚人は20代であった。
- 40代、70代、50代の囚人はこの順に続けて収監された。
- 30代の囚人は、50代の囚人より後に収監された。
- A~Fはいずれも異なる性別(男女)の囚人と隣り合っており、Bは男性であった。
- Aの独房は、OをはさんでDと向かい合っていた。
- Cは20代の女性で、最も遅く収監された。
- Dは50代の女性で、4番目に収監された。
- Eの独房はFと隣り合っていた。
- Fは70代の男性で、3番目に収監された。
1
条件をもとに正しい記述を選ぶ文章題。
何を調べるか、ハッキリさせることが大切です。
以下、詳しい解説。
あっさりした解説がお好みの方は、一番下の略解を見てね。
おっと申し遅れました。
解説は筆者、「数的処理の穴場」管理者のモクセイがお送りします。
↑これでも元塾講で国家総合職の筆記合格者

おそすぎる自己紹介
それでは、解説スタート!
解説:位置関係(冷静)と順序関係(情熱)の間
条件や選択肢を見ると、何を調べる必要があるのかが分かります。
与えられた条件は、A~Fの位置と収監された順番と性別に関するもの。
これらを調べるのが本問のミッション。

どうやって調べるかが問題
年代の位置関係を配置図に書き込む
設問にヒントがあります。
条件と選択肢のほかに、与えられたものがあったハズ。
それは何でしょう?
せーのっ

以下の条件を書き込んでしまいましょう。

与えられたものは全て使うと考えよう
条件1.Oから見ると、Bの左隣に70代の囚人、さらにその左隣に50代の囚人がおり、Bは40代であった
条件2.Oから見てDの左隣にいる囚人は30代であった
条件3.20代の囚人は、Oをはさんで70代の囚人と向かい合っていた
条件1&3は、そのまま書き込むだけ。
条件2は、「Dと30のカタマリ」にしておきます。
カタマリをパズルのピースに見立てて、円のどこかに当てはめます。

図らずも円の中が顔みたいに(スノーマン?)

このままロゴマークとして使えそう
年代の位置関係が、分かりやすくなりました。
- 設問にヒントあり
図、条件、選択肢・・・与えられたものは全て使う - 位置関係は図に書き込んで考える
順番も「パズル化」
収監された順番も調べます。

ここも「パズル化」でやり方
条件をパーツ化し、6つ並んだ〇に当てはめていきます。
まずはパーツ化から。
条件4.収監された順番はaが最も早く、dとeはそれぞれ4番目と5番目であった。また、最も遅く収監された囚人は20代であった。
条件5.40代、70代、50代の囚人はこの順に続けて収監された。
条件6.30代の囚人は、50代の囚人より後に収監された。
4はそのまま書いてしまいましょう。

さらに、
5→40(B)、70、50のカタマリ
6→50 > 30とする
⇒40(B) 70 50 > 30

Bの場所を考えてみます。
まず、最後でないのは明らか。(後ろに人がいない)
そして、Dの前とすると、一番後ろを30代とするしかなく、20代とぶつかります。
⇒bは2番目

- パズル化は順序関係にも使える
- 順番の条件からA~Fの年代が分かる
年代から位置関係が分かる
順序関係から、ADEの年代が決まります。
→配置図に書き込み

Dのカタマリは、70代の隣にハマりました。

「パズル化」は位置関係を考えるのにも役立ちます
CとFは条件がないため、位置&順序とも確定させることができません。
つまり、ここでおしまい。
配置図と順番をもとに判断すると、正しいのは1。
よって、1が正解です。
おわりに:位置関係も順序も「パズル化」で
お疲れ様でした!
位置関係のコツは「パズル化」
条件をパズルのピースで表現し、組み上げます。
条件を満たすかが視覚的に分かるので、ミスを減らせます。

アタマの中を見える化しよう
パズル化は順序関係にも使えます。
本問では、条件5&6のピースで表しました。
ピースのハマる場所が、条件を満たします。
ちなみに、位置(&順番)を考えるときに文が長い条件1(&4)から手を付けているのは、まさしく位置関係の原則通りでした。
文量の多い条件に注目
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